発明による社会貢献の喜びを次世代に伝える“子どもたち みんなが発明家”
今回で6回目となる樫尾俊雄 発明アイディア コンテストには、全国24都道府県から307作品の応募がありました。第1次・第2次審査で選出された高学年5名・低学年6名の計11名が12月3日(日)オンラインによる発表を行い、最終選考を行いました。
審査員には、特定非営利活動法人 ガリレオ工房名誉理事長 滝川 洋二氏、株式会社グローバルエナジーハーベスト 代表取締役 速水 浩平氏、サイエンスパフォーマー すずき まどか氏、樫尾俊雄記念財団 理事長の樫尾 隆司の4名による審査が行われました。
今回の応募者の中には、昨年「点字ブロック事故シャットアウト」で発明記念館賞を受賞した佐々木 吉秀さん、「じょう文エコハウス」で発明アイディア奨励賞を受賞した佐々木 智香さん兄弟が2年連続で入賞を果たしました。
作品の傾向としては、低学年の部では家庭や学校で人の生活を豊かにする身近なアイディアが多く、高学年の部では今年から新たに追加した「体の不自由な人に役立つもの」というカテゴリーへ多くの作品応募がありました。高学年になるにつれ他者を思いやる気持ちが作品に反映されてきていました。
総 評
今回、みなさんからいただいたアイディアは、どれも素晴らしいものばかりでした。特にこの決勝に進まれたみなさんの作品は、本当にあったら世の中がよくなり、人の役に立つものばかりでした。今年は『体の不自由な人に役立つもの』という新しいテーマを一つ加えましたが、こちらにも思いやりにあふれた素晴らしい作品がたくさんありました。みなさんがこのコンテストをきっかけにして、これからも、世の中の役に立つもの、考え続けてくれたらうれしく思います。
今回受賞した作品は、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館(https://kashiotoshio.org/)において展示されますので、是非とも樫尾俊雄発明記念館にお越し下さい。
発明アイディア コンテスト 審査員長 樫尾 隆司
今年のコンテストの応募作品ですが、昨年も凄く良い作品ばかりだと思いましたが、今年はそれを上回る素晴らしい作品ばかりでした。今年から新たに追加されたカテゴリーの「体に不自由な人に役立つもの」に多くの作品応募がありました。
人を思いやる気持ちを持っている子ども達が沢山いてとても嬉しいです。また、アイディアを生み出す発想の仕方ですが、実物を作りながら考えるという事が大事です。
手を動かしながら、アイディアを積み重ねていくと脳が刺激されて最終的にとても良い作品が生まれるので、皆さんも考えるだけでなく手を動かしながらアイディアを出してい行きましょう。
発明アイディア コンテスト 審査員 滝川 洋二
24都道府県から307作品の応募があり最優秀賞が決定!
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【高学年の部】
◆東京都杉並区立高井戸東小学校6年
冨田 莉子(とみた りこ)さん◆応募カテゴリー:
体の不自由な人に役立つもの
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作品名:「手話ソングに変わる、新しい音楽体験」
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●作品名:「手話ソングに変わる、新しい音楽体験」
●アイデアポイント:音の高さやリズムが目に見えるようになり、誰でも音楽を楽しめるようにしました。
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【低学年の部】
◆東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校1年
瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)さん◆応募カテゴリー:
人の役にたつもの
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作品名:センサーつきのエスカレーター「エレンサー」またなくてもいい!
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●作品名:センサーつきのエスカレーター「エレンサー」またなくてもいい!
●アイデアポイント:人のてをかりずまたなくていい。センサーがかんちしたらいっしゅんでたいらになるところがポイント。
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【高学年の部】
◆東京都東京学芸大学附属竹早小学校5年
白土 治子(しらと はるこ)さん◆応募カテゴリー:
体の不自由な人に役立つもの
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作品名:「たすけeye(アイ)」
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●作品名:「たすけeye(アイ)」
●アイデアポイント:視覚障害者の方が音声で周囲の状況を知る事ができるイヤホン連動型カメラつきシューズです。この「たすけeye」があれば目の不自由な方も1人でも安全に歩けます。
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【低学年の部】
◆神奈川県大西学園小学校1年
落合 秀一(おちあい しゅういち)さん◆応募カテゴリー:
体の不自由な人に役立つもの
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作品名:「目の見えない人のためのコンタクトレンズ」
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●作品名:「目の見えない人のためのコンタクトレンズ」
●アイデアポイント:太陽光パネルではつでんしてちょうおんぱセンサーとAIでまわりのことをたんちとぶんせきして、はっしんします。
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【高学年の部】
◆青森県おいらせ町立百石小学校4年
佐々木 智香(ささき のりか)さん◆応募カテゴリー:
体の不自由な人に役立つもの
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作品名:「手話から始まる世界平和」
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●作品名:「手話から始まる世界平和」
●アイデアポイント:手話をさつえいすると言葉になる。言葉を話すと手話になる。
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【低学年の部】
◆大阪府摂津市立別府小学校3年
藤本 あかり(ふじもと あかり)さん◆応募カテゴリー:
生活に便利で役立つもの
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作品名:「手ぶらアンブレラ」
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●作品名:「手ぶらアンブレラ」
●アイデアポイント:雨の日に手でもたずにかさのやくわりをします。
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審査員特別賞【高学年の部】
◆青森県おいらせ町立木内々小学校6年
佐々木 芳秀(ささき よしひで)さん◆応募カテゴリー:
人の役にたつもの
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作品名:「子供のイジメシャットアウト!!」
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審査員特別賞
●作品名:「子供のイジメシャットアウト!!」
●アイデアポイント:イジメなのか事故なのか、音声や映像で記録をする。命に関わる危険がある時は、警察や職員室に送信される。
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審査員特別賞【高学年の部】
◆滋賀県近江八幡市立安土小学校6年
伊藤 温真(いとう はるま)さん◆応募カテゴリー:
人の役にたつもの
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作品名:「吃音症(きつおんしょう)改善マスク」
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審査員特別賞
●作品名:「吃音症(きつおんしょう)改善マスク」
●アイデアポイント:吃音症の人が言葉を出しやすくなるマスク。
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審査員特別賞【低学年の部】
◆東京都大田区立新宿小学校2年
後藤 莉桜(ごとう りお)さん◆応募カテゴリー:
未来の世界であったらいいなと思うもの
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作品名:「木のベルト」
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審査員特別賞
●作品名:「木のベルト」
●アイデアのポイント:木のおいしゃさんがわりになる。
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審査員特別賞【低学年の部】
◆山口県宇部市立厚東小学校1年
岡田 百恵(おかだ ももえ)さん◆応募カテゴリー:
人の役に立つもの
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作品名:「げんき100%になれるおとうさんぜんようべっど」
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審査員特別賞
●作品名:「げんき100%になれるおとうさんぜんようべっど」
●アイデアのポイント:ねるだけでおとうさんのつかれがとれて、げんきにしてくれるべっど。
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審査員特別賞【低学年の部】
◆東京都江戸川区立西一之江小学校1年
野口 ゆう(のぐち ゆう)さん◆応募カテゴリー:
未来の世界であったらいいなと思うもの
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作品名:「ねむねむ あんしんクッション」
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審査員特別賞
●作品名:「ねむねむ あんしんクッション」
●アイデアのポイント:ひとりでねむれるようになる。