札幌市立豊園小学校(北海道)
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北海道で初めての発明アイディア ワークショップを開催。
札幌市立豊園小学校6年生68名が発明家のタマゴとなり人の役に立つ事を考える大切さを学んだ。札幌雪まつりを終えて、除雪された街路に再び雪が積もり始めた札幌市。2月16日、北海道では初の「発明アイディア ワークショップ」を、札幌市立豊園小学校で行ってきました。
豊園小学校は1960年に豊平町立豊園小学校が札幌市と豊平町の合併により札幌市立豊園小学校と校名を改称して今の名前になりました。学校を象徴する校木の「鈴掛の木」はヨーロッパ南東部からアジア西部が原産で、カエデに似た手のひら型の大きな葉を持ち、高さ10m以上にもなる樹木です。開校記念に植えられた小学校のグランドには13本もの「鈴掛の木」が大きく成長しており子ども達を見守っています。
今回は6年生2クラスで2回にわたる課外授業を行いました。
まず、G-SHOCKの耐衝撃性を検証したアメリカのTV番組を映像で紹介しました。大型トレーラーが轢いても壊れなかったG-SHOCKを見て子ども達は歓声を上げていました。そして、頭を柔軟にする頭の体操では「朝起きてから学校に来るまでにどんなものがあれば人の役にたつか」と問いかけると、グループ内で活発な発言が多く飛び交いました。
子ども達のアイディアでは、
●介護に役立つ時計
体が不自由な人のために、お店と連携して食べ物を運んでくれるよう手配をしたり、いざという時に、病院に連絡をしてくれる。
●危険を察知する時計
普段生活をしていても危険がいっぱいある。時計に予知能力が働き、あと〇〇秒後に危険が迫っていますという事をアラームで教えてくれる
●災害時に役立つ時計
地震や津波などの災害時に、ラジオとしてニュースを流してくれるため、どこにいても災害情報を聞く事ができる。
●冬の雪道に役立つ時計。
冬道では自動的に除雪をして歩きやすくしてくれる。また、文字板には積雪情報が表示される。
など、北海道ならではの沢山のアイディアが発表されました。
さらに、子ども達への問いかけで「札幌雪まつりでは雪を活用したお祭りをしていますが、それ以外に雪をどのように活用する方法は?」を考える質問や「豊園小学校を全国の人に知ってもらうには、どうしたら良いか?」など、自分達の身近な事柄を質問し、考えてもらいました。
最後に講師が総評として
「誰かの役に立つ事を考えて、そのためには何をしたら良いのか?をいつも考えてみましょう。そして、10年後・20年後に、それのアイディアが実現できたらスゴイ発明家になっている事でしょう。皆さん頑張って下さい」という言葉で締めくくりました。 -