若木小学校(東京都)
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板橋区若木小学校 寺子屋でワークショップを開催!
36人の「発明家のタマゴ」が誕生。今回、板橋区の「いきいき寺子屋プラン事業」の一環として、若木小学校の寺子屋ボランティアスタッフからの応募があり、1年生~6年生まで36名の児童が「発明アイディア ワークショップ」特別課外授業に参加しました。
参加児童の皆さんは、講師の話を聞きながら「発明ってどうすればできるの?」「そんなに簡単に発明はできるのですか?」・・などの疑問に向き合いながら授業を受けていました。
進行プログラムの「頭の準備体操」の中で、既に日常の生活の中にあるモノで、さらに便利になっているモノを例にとり、例えば、発売当初の携帯電話の大きさから今の携帯電話の大きさへと進化した点や、白黒のテレビからカラーテレビ、現在の液晶テレビに至るまでのテレビの進化など、私たちの生活にある便利なモノを参考にして児童一人ひとりが考え、グループごとにディスカッションを行いました。
そして、本題の「発明」に移ると、「誰かの役に立つものを考えてみよう」をテーマに、おじいちゃん・おばあちゃんなどのお年寄りやお父さん・お母さん、社会の人達に役立つ時計があったらいいな~という発想から、様々なアイディアが画用紙に描かれました。
例えば、「介護のときに腕がにょきにょき生えてきて、おじいさん・おばあさんに役立つ時計」「朝、なかなか起きてこないお兄ちゃんを大きな声で起こしてくれる腕時計」「ヒマな時に役立つヒマつぶし時計」などユニークな発想の「役に立つ時計のアイディア」が数多く生まれ、各グループから代表の1名が発表を行いました。
参加した子ども達からは、「考えた事を絵に描く事が楽しかった」、「考えた時計を本当に作りたい」という感想や、「ケーブルテレビに映れたことも嬉しかった」という言葉も聞かれました。
さらに6年生の児童からは、「カシオの開発者の先生に質問したい事があったのですが、時間が短くて質問できずに残念だった」、「どうやったら開発者になれるのか教えてほしい」などの感想もあり、参加した児童の保護者からは、「帰宅した子供から話を聞きました。貴重な体験をさせていただいたようで有難うございました」、「子供がGショックを欲しがっています」、「自分(保護者)の眠ってるGショックの電池交換に行きたいと思います」、「一部の児童だけの参加ではもったいない内容だった」等々の感想が寄せられました。
最後に講師が総評して「自分達は時計の開発に携わっていますが、自分達では思いつかない素晴らしい発想やアイディアを聞くことができ、今後の開発に繋げていきたいと思っています。また、皆さんがこの自由な発想やアイディアを大人になっても持ち続けたら、将来本当の発明家になれると期待しています。」という言葉で締めくくりました。