熊本市立泉ヶ丘小学校(熊本県)
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九州初!熊本で65人もの発明家のタマゴ誕生!
熊本市立泉ケ丘小学校の父兄からの応募で、1月20日(土)に九州で初めて「発明アイディア ワークショップ」を開催しました。
この小学校は、先の熊本地震で少なからず被害を受けました。近隣には熊本市民のオアシスである江津湖や動物園がありますが、地震後にはこの動物園にも入れず、子供たちも楽しみが減り塞ぎがちだったそうです。
最近は、震災から時間が経って、ようやく能動的な学習ができるようになってきたので、子ども達の学ぶ意欲を地域全体で支援していきたいという気持ちで応募してくれました。
今回は学校と保護者と子供の学びの場である「家庭教育学級」から応募があり、子どもだけでなく多くの保護者の皆様も「発明アイディア ワークショップ」に参加されました。
子ども達から出たアイディアは、自分や大人が学校や会社などへ出かけて忘れモノをした場合、忘れ物の名前を時計に言うとサッと出てくるという「忘れ物をしても安心な時計」。
また、有名人や忙しい人に役立つ、どこかへ出かける時に瞬間的に目的地へ移動することができる「忙しい人達が時間を短縮する事ができる時計」。
さらに保護者の方からのアイディアでは、今日の予定や行ったこと(働いた時間、子どもと過ごした時間、睡眠時間等)を時計が記録して、「今日は子どもと過ごす時間が少なかったから明日はもっと時間を作って子どもと過ごすように」と教えてくれる「忙しいお母さんにアドバイスをしてくれる時計」など、子どもや大人から沢山のアイディアが生まれました。
最後に講師が総評。「素晴らしいアイディアを出してくれた皆さんが、人の役に立つモノをいつも考え、大人になった時にそれが実現できれば立派な発明家となることができます」と子ども達を称えました。
さらに、泉ヶ丘小学校の津幡校長は「子ども達も本当に良く「自分なりの発明アイディア」を考えてくれて、発明に対する関心や意欲が今までよりも、ぐんと高まったように思います。」と子ども達に賛辞を贈っていました。