板橋区立中根橋小学校(東京都)
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起業家教育に熱心な板橋区立中根橋小学校で6年生全員「64名」の発明家のタマゴが誕生
今回の「発明アイディア ワークショップ」は、2016年より板橋区教育委員会からアントレープレナーシップ(起業家教育)の研究指定を受けている板橋区立中根橋小学校の6年生2クラスを対象に行ないました。
中根橋小学校は、会社を設立して利益を得る仕組みを理解するために、近隣の商店街で販売することを想定した商品作りから販売のデモンストレーションなどを実践しています。また、外部から講師を招いたり、生徒が外へ出かけていくなど、様々な社会的な取り組みを積極的に行っている学校です。
今回は6年生2クラスで2回にわたり課外授業を行いましたが、アントレープレナーシップの勉強をしている生徒さんだけあって、積極的な発言やアイディアが多く出るなど、活気の溢れる授業となりました。
G-SHOCKの耐衝撃性をアピールしたTVCMがアメリカで放送された際、本当に壊れない時計なのか?という疑問の投書がTV局に届けられたため、番組の中でCMと同じ実験をするとともに、大型トレーラーによってG-SHOCKが轢かれる、という映像を見た子ども達からは、歓声が上がりました。
「人の役に立つ時計」のアイディアとして、
・今、欲しいと思っているモノを売っているお店への行き方を教えてくれる時計。
欲しいものがどこで売っているのかを、時計が教えてくれれば買い物に行く人の時間が短くなり、他の事に時間が使える。
・緊急地震速報が流れ外出時に役立つ時計。
どこかへ出かけている時に避難する場所がわからないので、避難場所を教えてくれたり、災害情報を教えてくれる時計は災害時に役立つ。
など、様々なアイディアの発表がありました。
最後に講師が総評して、「今日、皆さんは想像を超えるアイディアを出してくれました。今日からは、誰かの役に立つ事をいつも考えながら毎日を過ごして下さい。人の役に立つ事という事を大切にしながら社会の役に立つ人になって下さい。そして将来、大人になっても、このような自由な発想やアイディアを持ち続けていたなら、立派な発明家になれる事でしょう。」と締めくくりました。