クセジュ(千葉県)
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2019年初の「発明アイディア ワークショップ」を千葉県柏市の学習塾で開催。小学3~5年生混合による前半32名、後半31名、計63名を「発明家のタマゴ」として認定。
2019年初の「発明アイディア ワークショップ」が千葉県柏市の学習塾「クセジュ 柏教室」で行われ、3~5年生混合の2クラス(前後半)が参加しました。この特別授業に先立って講師を務める花田から、全世界で1億個以上も売れている耐衝撃ウォッチ“G-SHOCK”が生まれるまでのストーリーを、ムービーを交えながら紹介しました。また、花田自身が発明したダンスの先生に役に立つ、曲名がすぐ分かる時計について説明し、「今日はみんなに発明家のタマゴになってもらいます」と語りかけると、向かい合う子どもたちが、互いに目を大きくして見合わせるなど、これから始まるワークショップへの期待が高まってきました。
その後、頭の体操として、子どもたちに対し朝起きて教室に来るまでに見た「人がつくったもの」をグループごとに挙げてもらい、「バッグ」(前半クラス)、「筆箱」(後半クラス)をそれぞれ選び、それが何の役に立っているかをグループで話し合って発表してもらいました。続いて花田がプロジェクターに映し出したのは「ケーキ」の写真。意外だったのか、子どもたちからは歓声が上がり、どんな役に立つかを発表する場面では「おいしいから幸せになる」「人を喜ばせられる」などのほかに、時流を反映した「インスタ映えする」や、「いたずらに使える」といったユニークなものまで発表され、緊張が解けていき教室内には徐々に活気が満ちていきました。
ウォーミングアップが済んで、改めて花田が子どもたちに語りかけたのは「世の中にあるものは、必ずだれかの役に立つように作られています」そして「だれかの役に立つものを最初に考えることを発明するといいます」という言葉。そして、それではだれかの役に立つ時計を考えてもらいます、というやいなや、子どもたちは画用紙に向かって一気にクーピーペンシルを走らせたり、一生懸命に構想を練り始めたり。思いはそれぞれ、大いに盛り上がってきました。
書いては消しを繰り返し、自作とにらめっこしながらアイディアを完成させる子どもたちでしたが、作品発表の場では力作が揃いました。花田やワークショップの運営から「自分が困った経験を生かしてもいい。どこかに出かけたときに思ったことや、毎日の生活の中にも発明のカギはいろいろあるよ」というアイディアのヒントをもらったこともあり、ユニークなアイディアが出揃いました。「寒いところに住んでいる人の役に立つ、カイロの代わりになって温かくなる時計」「お年寄りの役に立つ、文字が拡大できる時計」「警察官に役立つ、ヒーローになれる時計」「一人の時に役に立つ、話し相手になってくれる時計」などなど、花田から「これなら自分も欲しい」というアイディアも出て、充実したワークショップとなりました。
花田からの講評では、すべての作品に子どもたちのこだわりが感じられたこと、発明のストーリーが良くできていて感心したこと、マンガのような楽しい展開に驚かされたことなどが発表されました。
特別授業を受けた子どもたちからは「いろいろ考えるのが楽しかった」「想像力を鍛えられた」「発想が豊かになった」という声が聞かれ、また、ワークショップに立ち会われた学習塾「クセジュ」の教室長様からは「普段とは違うスタイルや流れで授業をしていただき、子どもたちにとっても新鮮な体験で、有意義な時間だったと思います。」という感想をいただきました。最後に授業に参加された63名全員に「発明家のタマゴ認定証」が手渡され、5回目の「発明アイディア ワークショップ」は好評のうちに終了しました。
クセジュのサイトへ→ http://qsj1984.com/workshop-hatsumei -
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